サングァチグァーシ

今では知らない人はいないのではないかと思うくらいメジャーになったサーターアンダーギー。家にあるもので簡単に作れて素朴でおいしい♪
そのサーターアンダーギーに似たお菓子で「サングァチグァーシ」というのがあるのですが、名前を聞いただけではどんなお菓子なのかわからないですよね~。なのでご紹介していきましょう~^^

サングァチグァーシもドーナツのような揚げ菓子で、材料はサーターアンダーギーと同じ。だけど分量は違うし、形もぜんぜん違います。
ベーキングパウダーの量がサーターアンダーギーより少なめで、形は、サーターアンダーギーが“丸”なのに対してサングァチグァーシは“長方形”
サングァチグァーシは、長方形に成形して表面に2本の切れ目を入れてあります。

伝統的には、旧暦3月3日のハマウリ(浜下り)の際に、重箱に詰めたものを持参し浜辺で食べるのですが、現在では季節を問わずサーターアンダーギーの名前で販売されていることもあります。

「サングァチ」は「三月」、「クァーシ」は「菓子」の意味があり、「サングァチグァーシ」を漢字で書くと「三月菓子」になります。
なぜ3月なのかというと、昔から旧暦の三月三日の節句に作る習慣があるからだそうですよ^^

サーターアンダーギーと同じ材料だから、もちろん家にあるものばかりで簡単に作ることができるので、さぁ作ってみましょう♪

<材料>
卵          3個
砂糖(グラニュー糖) 200~230g
サラダ油       大さじ11/2
小麦粉        350~400g
ベーキングパウダー  小さじ1/2
打ち粉        適量
揚げ油        適量

<作り方>
1.ボウルに卵を割り入れて砂糖を加え、泡立て器で泡を立てないように一気に20回くらい混ぜる。
2.1にサラダ油を加えて軽く混ぜたら、よくふるった小麦粉とベーキングパウダーを入れて混ぜ合わせ、ひとつにまとめてラップをかぶせたら、冷蔵庫で30分くらい休ませます。
3.2の生地を3~4等分に分けてまとめ、打ち粉をしたまな板の上で、厚さ7~8mm、幅6cmの長方形に手で伸ばす。
4.3.5~4cm幅に切り、2本の切れ目を入れます。
5.165~170度の揚げ油に、4の生地を切り込みの入った方を上にして入れ、浮き上がってきたら裏返して色よく揚げれば完成♪

<ポイント>
・冷蔵庫で生地を寝かせるのは、生地を安定させるのが目的なんですが、長過ぎると硬くなるのでご注意・・・。生地が少しやわらかいくらいのほうがおいしくできるのですが、やわらかいから形になりにくいんです^^;
・生地の中に白ごまや刻んだピーナッツ、レモンの皮などを入れてもおいしく食べれるし、形を棒状にすると手でつまめて食べやすくなりますよ^^

フワフワ~というよりはサクサクッという感じなんだけど、これがクセになる~( ´艸`)