ナットゥンス

沖縄のグルメやスイーツも、最近はテレビなどで取り上げられることも多く、食べたことはないけど見たことはあるものが増えたのではないかと思います。
だけど、琉球文化が色濃く残る沖縄には、あまり馴染みのないようなグルメやスイーツもたくさんあるんですよ!

そういったもののなかにも、おいしいものがたくさんあるからぜひとも知ってもらいたいと思うのですが、売ってなかったら食べる機会もないですよね^^;
なので、自分で作って食べる機会を作っちゃいましょう!
作るなんて難しいように思うかもしれませんが、意外と簡単に作れたりするんですよ^^

ということで、今回チャレンジしてもらうのは、沖縄独特の餅菓子「ナットゥンス」。
“年頭味噌”や“納豆味噌”と書き、“ナントゥンス”、“ナントウ”、“ナントゥー”など、地域によって言い方が違うことがあります。

もち粉に砂糖、赤味噌、ヒハツ(香辛料)などを練り混ぜ水でこねて、サンニン(月桃)の葉にのせ、上にピーナッツやゴマを飾って蒸したもの。
サンニンとヒハツの良い香りがして、モッチモチな食感とほんのり香るスパイスがクセになるおいしさ( ´艸`)

昔はお正月用のお餅として欠かせないものでしたが、今では、年中沖縄の市場などで売られているし、もちろん家で作ることだってできちゃいます^^
難しい工程がなく作り方もとっても簡単♪

<材料>
もち粉        500g
砂糖(ザラメ)    150g
ヒハチ        小さじ1
水          11/2カップ
ピーナツ       18個
赤みそ        110g
ピーナツバター    25~30g
白ゴマ        少々
サンニン(月桃)の葉 大3枚

<作り方>
1.赤みそとピーナツバターを混ぜておきます。
2.もち粉、砂糖、ヒハチを混ぜ、分量の水を少しずつ入れて固めに練ったら、1で混ぜた赤みそとピーナツバターを加え、さらに練り混ぜて3~4等分にします。
3.等分したものを長方形に整えて、サンニンの葉の裏側に乗せます。
4.皮をむいて2つに割ったピーナツで十文字の飾りをつけて、白ゴマを散らしたら、強火で30分ほど蒸し、表面が乾いたらできあがり♪

<ポイント>
・みそは色が濃いものを使うと、味もしっかりするし、色がきれいに仕上がるから濃いめがオススメ☆
・水は様子を見ながら少しずつ入れること!量は粉の状態によって調整しましょう。
・亀裂がなくなるまで丸めてから形を整え、指先でなく手のひらを使ってたたくように広げてるのがポイント。形は食べやすいように小判型でもOK!

ヒハチやサンニンの葉が手に入りにくいかもしれませんが、材料さえ揃えば、混ぜて蒸すだけでびっくりするくらい簡単に作れる!なので、“ちょっと作ってみようかなぁ”って気になると思うんですよね(笑)
さっそく作って沖縄独特の餅菓子を食べちゃいましょう♪^^

のまんじゅう風まんじゅう

みなさんは、お祝い事の時どんなものを食べていますか?
昔からよくあるのはお赤飯に、紅白まんじゅう、最近ではケーキなどが多いんですかね(‘ω’)ノ

地域によって色々なお祝い事に出るものって違いますが、沖縄では「ぎぼまんじゅう」さんってお店の「のまんじゅう」が有名です。
「のまんじゅう」って何?って方がほとんどだと思いますが、

“の”の字が書かれたおまんじゅう・・・・・で、「のまんじゅう」・・・・・
見たまんまかいっ( ゚Д゚)ノってツッコミたくなりますねー

“の”の字の意味は“のし(熨斗)”の“の”、のし紙を使わないで、直接おまんじゅうに書いちゃうところが
おおらかで沖縄っぽいですね~♪
新年のお祝いや結婚式、新築、進学、出産祝いなど、いろんなお祝いごとに出てくるんですよ~
ちなみに、何も書いてないまんじゅうもあります。法事用に使われるので、“のまんじゅう”は冠婚葬祭オールラウンダー(笑)

「じゃあ、“のまんじゅう”って普通のまんじゅうに“の”の字を書いただけのもの?」って思うじゃないですか、
それが違うんですよ~!!!
“のまんじゅう”はよく似ている中華まんじゅうとは、使われている材料が違う!!
小麦粉の生地は生イーストを使って発酵させ、調味料は塩と砂糖だけ、油を使わず、シンプルなおまんじゅうなんです。

甘いものが大好きだけど、やっぱりカロリーは気になるお年頃なわたし(笑)
油を使ってないという事だけで、甘いものを食べる罪悪感が軽くなります~☆

お店では“サンニンの葉”でおまんじゅうを包んで渡してくれます。これには、虫よけとか殺菌の効果があって沖縄では昔からごはんやお餅を包むのによく使われているんです。
“のまんじゅう”を買って帰って、家で食べる時このサンニンの香りがGood!!
いい仕事してますよ~♪
あんこは甘さ控えめで、2個目にも手が出てしまう・・・・・(カロリー気にしてたくせに・・・)

そんな“のまんじゅう”風まんじゅうの作り方をご紹介しましょう。
あ、“のまんじゅう”は「ぎぼまんじゅう」さんのところで商標登録されていますのであくまで、“風”です(笑)
お家で簡単に作れるようにアレンジしておますので、あしからず(-ω-)/

***レッツクッキング***
  約10個分
薄力粉   250g
あんこ   250g
牛乳(常温)120ml~150ml
生イースト 10g
(ドライイーストを使う場合は4g)
砂糖    20g
塩      2g
食紅     適量
筆    1本 使いやすくきれいなもの(笑)
“サンニンの葉”で包んで蒸せば、本格的ですがなかなか手に入らないので使いませんでした。

1:常温の牛乳(絶対常温!注意!!)に生イーストを溶かして、砂糖、塩を混ぜる。
2:1をこねる。
3:こねあった生地をパンケースから取り出して10等分する。
4:あんこは10等分して、丸めておく。
5:3の生地をガス抜きしながらを丸く広げて、あんこを包みます。←生地がベタベタで包みづらいなら、小麦粉を足してください
6:強火で約8分間蒸します。
  →蒸し器がない方は、フライパンで☆水滴が落ちないよう、フタにふきんをかけて下さい。
7:食紅をお湯(適量・分量外)で溶かし、蒸しあがった6に文字を書く。

もちろん、“の”の字じゃなくて、好きな文字を書いてOK♪

出来立てアツアツがやっぱりおいしい!!